

人間には自律神経というものがあります。これは意思とは無関係に、内臓・血管・腺などの機能を自動的に調節する神経系のことです。大きく分けると交感神経と副交感神経の2種類になり、これらは互いにバランスを取りながら作用しています。この2種類の神経が眠りに深く関係しています。
交感神経と副交感神経はお互いが相反する作用を持っています。緊張した状態は、交感神経が優位のとき。反対にリラックスしている状態は副交感神経が優位のときです。眠る前には副交感神経が優位のリラックスした状態にしてあげるとよいのですが、ストレス社会にいる私たちは、どうしても交感神経が優位になりがちで、夜になっても副交感神経優位のスイッチがうまく入らない人が多いのです。このことが、不眠の人が増えている要因の一つとも言われています。

そこでおすすめなのが、眠る前に「香り」を使って体も心もリラックスさせてあげること。ラベンダーのように、香りそのものに鎮静作用のあるものを用いてもいいですし、気持ちが安らぐ好きな香りでもいいでしょう。
アロマポットを使って部屋全体を香らせたり、好きな香りのボディローションを体にぬってあげるのもとてもいいと思います。
また、感触ってとても大事なんです。なめらかなクリームやローションを手にとったときの感触を楽しみ、それを手のひらに伸ばして体全体にぬりながら、自分の体の状態を手のひらの感触で確認するということはとてもいいことだと思います。いい香りに包まれながらゆっくり時間をかけて体をケアしてあげることで、自然と副交感神経のスイッチが入り、心地よい眠りが訪れるのではないでしょうか。肌の乾燥も眠りに影響してきますので、眠る前のボディローションはぜひ習慣にして欲しいと思います。心地よい香りのボディローションを使って、スキンケアとストレスケアが同時にできるなんて、こんないいことはありませんね。それに、朝起きたときにベッドにいい香りが残っているというのも、なんだかとても素敵だと思いませんか?

心地よい眠りのためにはきちんと太陽の光を浴びることも大事だと思います。一日中地下室のようなところにいると、夜になっても眠くなりませんよね。朝が来たことをちゃんと体に教えてあげることで、夜には自然と眠くなるのです。
寝る前にはパソコンをつけない、テレビを見ないなど、目や脳を休ませてあげることも効果的です。そして、できたら今日中(深夜0時まで)に眠れるといいですね。夜型ライフスタイルの見直しをしましょう。
香りを使ったリラックス以外にも、お風呂に入って体を温める、時間をかけてスキンケアをする、ストレッチをして血行を良くするなど、眠る前に体と心をリラックスさせる自分なりの方法を見つけてくださいね。

